今年度で8回目となるこの研修会は、12月4日~10日で展開される「人権尊重社会をめざす県民運動強調週間」の一環として行われ、今回もさいたま市、さいたま市教育委員会、さいたま市人権教育推進協議会、さいたま市PTA協議会、埼玉県人権啓発活動ネットワーク協議会との共催で実施されました。
第一部では人権標語および人権作文の表彰式が行われました。人権標語は市内小中学校から応募された86,472点の中から、人権作文は61,551点の中からそれぞれ学年ごとに最優秀作品が選ばれ、受賞した児童・生徒が壇上にて表彰されました。
磯田会長のご挨拶 桐淵教育長のご挨拶
第二部ではノンフィクション作家の吉永みち子氏により「自分らしく生きるために」という演題でご講演いただきました。
吉永氏はご自身の日本初の女性競馬新聞記者となった経験を振り返りながら、個人として尊重される生き方、「自分らしさ」が大切であり、それが経済的・精神的に自立しているのであれば、それを個性として認めを受け入れられる柔軟性のある社会に変えていかなければならないと講演されました。
講演を聞きに来た聴講者からは、「子供の成長や変化も個性として受け入れていくことが大切なのでは」、あるいは「自立できるように育てていくことが親の責任」との感想も聞かれ、講演の充実ぶりが窺えました。