2018年11月29日木曜日

舘岩少年自然の家視察研修・環境整備にいってきました


 平成30818日(土)、19日(日)の二日間、福島県南会津町にある舘岩少年自然の家の視察研修及び環境整備に市内PTA役員や関係者47名が参加した。

到着風景




青羽会長あいさつ

 自然の家に到着すると、体育館にて入所式とオリエンテーションが行われ、高後所長のご挨拶や所員の皆様の紹介・施設紹介が行われた。


 昼食後は、本年5月9日から利用が開始された新館(からまつ館)を中心に所内の様々な設備を見学した。


 まだ、新築の香りが残るからまつ館は、最高にキレイで集合場所になるピロティは星空をイメージした照明や現地の数種類の木材が壁として使われており、その木材一つ一つの違いを見比べたり触り比べたりすることができたことが印象的であるとともに温かみが感じられた。



 所内見学後、舘岩での最新のコーディネートである「舘岩ルック」に着替えて環境整備を実施した。
 環境整備は、男性は下山道の整備を行い、中腹近くから下山口まで、それぞれ7つのグループに分かれて風雨等で狭くなった道幅の拡張や急な斜面の場所に木段をかけた。

木段制作の様子(けっこう急斜面です)

 女性は、自然の家の施設周辺の草取り等を行った。作業がスムーズに進んだこともあり、当初予定していた場所以外の広範囲で作業も行うことができたようである。

 環境整備が終わると、自然の家の浴場「木賊(とくさ)温泉」で疲れを癒した。
 夕方からは、数年ぶりに天候に恵まれ、「少年時代」のテーマの下、外でキャンプファイヤーを実施し、子どもたちが行う猛獣狩りゲームやマイムマイムなど体験し、少年のころのように踊り楽しんだ。

儀式です!

楽しいキャンプファイヤー

 
 夕食は、所員の皆様との懇親も兼ねて行われ、所員の方からは運営の苦労や楽しさなどいろいろな話を伺うことができた。

 二日目は小白沢にて、イワナつかみとイワナさばきを体験した。放流したイワナを手でつかみ、生きたままさばいて塩焼きにした。子どもたちはこの体験を通じて命あるものを食し生きていること、「いただきます」の意味など、命の大切さについて学ぶことになる。

イワナは素早い

その後、木賊めぐりとそば打ちの体験を行った。
木賊めぐりは、自然の家の周辺を散策する町探検で、事前に問題用紙を配られ現地の方々の生活を見たり、消火栓が地上式で地面より高い場所に設置されているなど、豪雪地域ならではの町の作られ方などを見ることができた。
 また、コースの一つであるイワナを養殖している場所では、地元の方の案内のもと、イワナさばきで使われるイワナの様子を見るほか刺身用に使われるイワナを見せていただいた。刺身用のイワナの大きさがとても印象的だった。
 また、ご案内いただいた方は、中学校のスキー教室の際に子どもたちに指導いただいている方と知り、さいたまを離れた舘岩でも子どもたちは地域の方に支えられているのだなと感じた。

こーして あーして そば打ちます

 退所式では、高後所長より「学校に戻ったら保護者の方にもここでの二日間の体験を伝えてほしい」とのお話をいただいた。
 今回の視察研修では、舘岩の美しい自然を生かしたプログラムや、所員の皆様のきめ細やかなご指導など有意義な二日間となった。
 子どもたちにも、この舘岩の自然の中で普段はなかなかできない貴重な体験をして成長してほしいと感じた。

勉強させていただきました! はいチーズ!