2006年10月14日土曜日

関東ブロック研究大会 千葉市大会

2006年10月13日(金)・14日(土)、日本PTA関東ブロック研究大会千葉市大会に参加しました。関東甲信越・静岡(東京を除く)地域PTAの、年に一度の研究大会が、今年は千葉市で行われました。

我々は、さいたま市のバスで千葉に入りました。千葉ポ-トタワで昼食をとった後、それぞれが興味のある分科会に参加し、市内の各会場で、意義のある発表や議論が展開されました。その一部を紹介します。


第4分科会:人権・共生(記録:青山)
■子供の権利学習:「川崎市子供の権利に関する条例」を生かした参加型学習(川崎市立井田小学校教諭 阿部雅子氏)
■心のバリアフリー:ひとにやさしいまちづくり(千葉市立花園中学校PTA 若山智子氏)
前者の発表では、知る権利がどう制度化されているかという川崎市の一歩進んだ教育について考えさせられた。特に、後者の発表において、「心のバリアフリー」が生活空間の質を高めていくという指摘は新鮮だった。

第7分科会:地域連携(記録:益江)
■地域・学校の連携を推進する:PTAのOBのお節介が連携を目指す(青少年育成さいたま市民会議 与野東地区会)
■地域で育つ子どもたちPTAにできること:互いに顔の見える地域社会を目指して(千葉市立こてはし台中学校PTA )
青少年育成与野東地区では、中学校区と青少年育成の地区割りが一致している利点をフルに活用し、中学校区が一体となって活動している。学校・PTA・自治会長・民生児童委員が一堂に会して地区懇談会を開催し、基調講演・分科会での討議・全大会での結果発表まで実施しているのは驚きであった。二つの発表を聴いて、中学生の地域行事・ボランティアへの参加には仕掛けが必要であること、群れを集団にするにはコーディネーターが必要で、与野東中学校ではPTAのOB、こてはし台中学校ではPTAがその役割を担っていることを知った。 また、「親子で○○」「中学生と小学生が一緒に○○」がキーワードであるとも感じた。


14日は、全大会。場所は、千葉県文化会館の大ホールでした。開始前のアトラクションでは、千葉市内の中学2年生、高木竜馬君のすばらしいピアノ演奏があり、ショパンとリストの音楽に聞き入りました。そして、大会式典・全大会と進行しました。
 
ジャーナリスト櫻井よしこ氏を講師に迎え「教育が拓く未来」という題で記念講演がありました。持ち前の説得力ある語り口で、子供の教育の土台として食事がいかに大事であるか、いくつか事例を引きながら強調されました。また、これからは、日本の先人たちの生きてきた歴史を見直すことがさらに重要になると説かれていました。最後に、来年の開催地栃木県の方々によるデモンストレーションがあり、子供たちについて、教育について、様々に考えさせられた2日間が終わりました。上の写真は、千葉市の会長に感謝状を贈る、向江会長です。

2006年10月6日金曜日

第62回 指定都市PTA情報交換会 広島大会

2006年10月5日(木)・6日(金)の2日間、広島にて第62回指定都市PTA連絡協議会研究大会が開催され、大人や子どもの規範意識や自己統制力、社会性の育成を目指して学校、家庭、地域の連携をより深めるためのPTA活動はいかにあるべきかを研究主題とし、4つの分科会で討議がなされた。


第一分科会では、「PTAの組織と運営」として、保険業法の改正による安全互助会の取り扱いや、市P、区P、単Pとのかかわりあいについて再確認の場となった。

第二分科会では「PTAと生涯学習活動」をテーマに子どもにとって親はどうあるべきか、親の役割として家庭教育しつけの見直しの必要性について考え、父親の参画が不可欠との討議がなされた。


第三分科会では「PTAと地域社会」について、子どもたちをまもるためには、地域の協力を得ると同時に、まず出来ることから迅速に行動を起こす事の重要性を考えさせられた。

第四分科会の「PTAと広報活動」からは、広報委員のコミュニケーションから生まれる保護者、先生、地域の方々との「輪」を通し、PTA活動に参加できない会員の方も広報誌を見る、またはアンケートやコラムなどでの紙面参加という考え方が提言された。また、今後、政令市間での広報誌の意見交換を定期的に行ってみてはなど、活発な提案も。


最終日の全体会では、地元広島市出身のタレント、島田洋七氏を講師に向かえ、「元気、勇気、やる気」と題し、記念講演が行われとても元気づけられるユーモアたっぷりの内容であった。また、来年度開催予定のわがさいたま市PTA協議会によるPRの場を最後に、盛況のうちに幕をとじた。