2015年11月7日土曜日

第71回 指定都市PTA情報交換会 神戸大会 参加報告





全体テーマ  大人の「どうとく」
一緒に考えよう。大人のすべきこと・していないこと



平成27年9月17日・18日に神戸市内において第71回指定都市PTA情報交換会が開催され、さいたま市PTA協議会からは鵜沢会長を始め副会 長・事務局長、合計7名が出席した。この情報交換会は指定都市の13PTA協議会が集い、大都市のPTA協議会が抱える問題について情報を共有し今後の活 動に役立てていくことを趣旨としている。今年より新潟市もオブザーバーとして加わり14協議会での開催となった。開会式後、4つの分科会に分かれ、それぞ れのテーマに沿って14協議会から各1~2名が出席し活動報告の他、各々が抱える問題や検討課題等を発言、有意義な会となった。


第1分科会では「これからの指定都市PTAの在り方」をテーマに組織・運営について話し合われ、PTA活動の大切さの発信・新人会長の育成・地域との関わりの大切さについて意見交換がなされた。
第2分科会では「一人一人の成長に寄与するPTA活動」をテーマに生涯学習活動について話し合われ、PTA活動に消極的な保護者が積極的になっていただけるよう、ポジティブキャンペーンの実施、地域との連携、小中学校の連携について意見交換がなされた。
第 3分科会では「地域活動から地域連携に」をテーマに地域活動について話し合われ、20年前の阪神大震災時の神戸の人と人との繋がり・助け合う姿のデオ上映 後、保護者・学校・地域が連携するために、親子レクレーション・現役、OBの枠を超えた定期食事会の開催などの意見交換がなされた。
第4分科会では「指定都市PTAの広報誌の作り方と有効利用、他の情報発信方法について」をテーマに広報活動について話し合われ、委員の負担軽減策・各広報紙の工夫している点などを聞いた後、「見やすさ」「読まれるための工夫」「協賛広告」について意見交換がなされた。



17日夜に開催された交流会では、14協議会がそれぞれに趣向をこらしたPRが行われ、雑談を交えながら楽しい交流会となった。
18 日の全体会では分科会報告の後に、記念講演が行われ「感性の豊かな子どもを育てる」~命・勇気・自由・絆を考える~をテーマに医師・作家の鎌田 實 氏 に、子どもたちが感動する純粋さを失わず、想像力豊かに輝く瞳を持ち続け、何が大切で何が必要かを見極める力をつけるために、親として、どう守り育てるか 講演いただいた



講演終了後、閉会行事が行われ、第71回 指定都市PTA情報交換会 神戸大会は無事終了した。

2015年8月25日火曜日

平成27年度 いじめ防止シンポジウム / さいたま市文化センター

平成27年度 いじめ防止シンポジウム ~本気で話し合おう!本気で考えよう!~

主催 さいたま市、さいたま市教育委員会 
後援 さいたま市PTA協議会 青少年育成さいたま市民会議
会場  さいたま市文化センター大ホール
内容
1. さいたま市長メッセージ テーマ「教育に対する思い」
2. 講演「21世紀を担う君たちへ ~未来に備える教育~」 
       講師:国立教育政策研究所 大槻達也氏
3. パネルデゥスカッション
    テーマ「本気で話し合おう!本気で考えよう!いじめ撲滅!」
    コーディネーター 町亞聖氏
    パネリスト さいたま市長、国立教育政策研究所長、小中学校児童、保護者、教職員代表
4. さいたま市PTA協議会によるいじめ撲滅のための宣言
5. 平成27年度「さいたま市子供会議」議長団による決意表明


《平成27年度 いじめ防止シンポジウム / さいたま市文化センター》報告

8月25日(火)14時から文化センター大ホールにて平成27年度 いじめ防止シンポジウム ~本気で話し合おう!本気で考えよう!~が開催された。教育委員会、小中学校児童及び教職員代表、PTA関係者で2000人収容可能な大ホールがほぼ満席で開会した。


会場の様子

来賓の皆様


開会に先立ち、清水勇人さいたま市長は「教育に対する思い」の中での涙ながらの『命の大切さ』『人は人に愛されている』事を身の上話を交えながら切実に語られた。
そして国立教育政策所長から、「21世紀を担う君たちへ―未来に備える教育―」をテーマに、たくさんのデーターをもとにご講演をいただいた。
パネルディスカッションでは、さいたま市民フリーアナウンサー「町亞聖」さんのコーディネー卜のもと、各代表のパネリストによる、いじめ撲滅に対して色々な立場の視点において色々な意見が発言された。

小学校・中学校・保護者の代表




小中学生代表からは、「いじめの傍観者にならず、人はそれぞれ違う。大人には気づいて欲しい。大人に話すと事が大きくなる。親に心配掛けたくない。友達に相談したい。助けてほしい。」等多くの意見があった。
興味深かったのは、いじめを受けたら相談するなら友達が半数で親は3割に対し、友達がいじめられているのが分かっていても、相談にのってあげたり助けてあげにくい状態が多いということだ。先生が相談にのる場合は、大事にならないように話すタイミングや場所の配慮と、まずは話を聞いてほしいとの意見もあった。
先生からは日ごろのコミュニケーションと、アンテナをたてて子供達の微妙な変化にも気づいてあげられるようにスキルアップが大切であるとの意見だった。
保護者代表からは、いじめをしている保護者の視点からの意見でした。いじめていると気付いても、「そのくらいでいじめ?とか、他の子供もかかわっているのになぜうちの子だけ責められる?」とか思われている方がいたら、そこにメスを入れることでいじめは少なくなるのではとの提案だった。いじめ撲滅に向けてあらゆる視点でのディスカッションは、とても有意義なものと感じた。

さいたま市PTA協議会によるいじめ撲滅のための宣言をさいたま市PTA協議会を代表して常任理事を中心に11名が登壇し発表及び唱和した。さいたま市PTA協議会としては、この宣言の言葉をしっかりと定着させることが、いじめ撲滅へ向けての大きな一歩になると感じた。

いじめ防止スローガン

みんなで子育て よく見て、よく聞いて、よく話そう!
見逃しません、子供の小さな変化
ためらいません、子供との対話
連携します、家庭・学校・地域
 
いじめ防止スローガン

さいたま市PTA協議会 理事らによる唱和


皆と手を結んで

最後に「さいたま市子供会議」議長団代表3名によるいじめ撲滅の決意表明ののち閉会した。

取材担当:南区

2015年8月22日土曜日

第63回 日本PTA全国研究大会 札幌大会

第63回 日本PTA全国研究大会 札幌大会




 第63回 日本PTA全国研究大会 札幌大会が「ひろがれ子の未来(ゆめ)!つながれ親力! ~今札幌から始まるこれからのPTA~」というスローガン のもと2015年8月21日(金)・22日(土)の2日間にわたり開催され、全国より約8000名が参加し議論を深めた。  1日目は10分科会に分かれて開催され、それぞれ、学校・家庭教育・地域連携など子どもの笑顔あふれる活動を広げるための基調講演やパネル討議が行われ た。第6分科会ではアトラクションとして第20回日本民謡ジュニアフェスティバル2015中学生の部 優勝の小山田祐輝さんによる江差追分を皮切りに、人 権教育をテーマに絆(信頼)・愛(感謝)・夢(希望)をもって生きることの素晴らしさをつないでをスローガンに開催された。




知恵と工夫と努力で民間でありながら宇宙開発企業を率いていることで有名な株式会社植松電気 専務取締役 植松 努 氏より基調講演が行われ、「どうせ無理」を無くし、「失敗するからやめなさい」「夢みたいなこと言うな」「くだらない事してないで勉強しなさい」といった自信と可能性を奪う言葉を使うことで、子どもはあきらめる事を学ぶ。「だったらこうしてみたら」と、やりたい事、知りたい事を学ばせる事が可能性を引き出し、夢をあきらめない子どもへ成長するためには必要であるとの講演をいただいた。





続いて、
札幌市立幌西小学校 校長 大室 道夫 氏より
「自尊感情を高めることを軸とした人権学習の授業づくり」について

札幌市立手稲西中学校 校長 清水 禎一 氏
「ユネスコスクールに加盟して5年間の報告」について
研究発表をいただいた。

その後、第6分科会のまとめとして
コーディネーター:笑華尊塾 代表 塩谷 隆治 氏
パネリスト:
・株式会社植松電気 専務取締役 植松 努 氏
・札幌市立幌西小学校 校長 大室 道夫 氏
・札幌市立手稲西中学校 校長 清水 禎一 氏
・元札幌市PTA協議会 副会長 種田 千草 氏
・公益社団法人全国教育研究協議会 副理事長 中村 衛 氏

による人権をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、よりよき子どもの成長のために「保護者として、学校として、できる事は何か?!」-「未来(絆・愛・夢)へつなぐ道について話し合われた





2日目の全大会は、アトラクションとして北海道大学“縁”チームと平岸天神ソーラン保存会によるYOSAKOIソーランが披露され、賑やかな雰囲気の中、開会式を迎えた。








開会式では、主催者の挨拶として
・公益社団法人日本PTA全国協議会会長 寺本 充 
・札幌大会 実行委員長 川端 美樹
より挨拶をいただき、




続いて来賓祝辞として
・文部科学省 大臣政務官 赤池 誠章 様
・北海道知事 高橋 はるみ 様 代理 副知事 辻 泰弘 様



よりお祝いの言葉をいただいた。
また、歓迎のことばとして札幌市長 秋元 克広 様よりご挨拶いただいた。




その後、感謝状の贈呈・大会旗引継・次期開催地PRをもって閉式した。





記念講演では、講師に倉本 聰 氏を迎え「あなたはこどもたちの想像力を育てていますか」というテーマのもと自らの戦争体験を踏まえての人間の本質を捉えた、保護者とは何か、先生とは何か、本当のやさしさとは何かについて、講演いただいた。


続いて、大会宣言発表が行われ閉会式の後、第63回 日本PTA全国研究大会 札幌大会は無事終了を迎えた。

2015年5月14日木曜日

平成27年度 広報紙づくり講習会

5月14日、浦和コルソホールにて、広報紙づくり講習会を開催しました。126校から、307名のPTA委員の参加がありました。日本教育新聞社編集局長、矢吹正徳氏を講師に招き、3時間かけて、企画・見出し・レイアウトをテーブルごとに、実践形式でわかりやすく学びました。大半がはじめての方でしたが、先生の具体的アドバイスをもとに、共感を得やすい紙面、主旨が伝わる見出し、効果的なレイアウトになるよう熱心に課題に取り組んでいました。
また、広報紙コンクールの優秀作品が展示されたコーナーでは、参考にしようと、大勢の方が手にとって閲覧していました。

集合
広報委員長挨拶


実習中①
実習中②


アドバイスを受けています
総評

2015年4月5日日曜日

広報紙コンクール開催

平成27年4月4日(土)、産業文化センター(中央区)にて平成26年度の広報紙コンクールの審査が行われた。広報紙コンクールは、さいたま市PTA協議会広報情報委員会が主体となり開催される事業で、例年多くの単位PTAが応募している。

今回は、小学校の部に80校、中学校・特別支援学校の部に38校の応募があった。
審査は、合計25名の審査員により午前中の1次審査で小学校の部が30校、中学校・特別支援学校の部が20校に絞り込まれた。午後の2次審査にて、小学校の部は優秀賞6校佳作9校が、中学校・特別支援学校の部は、優秀校4校佳作6校が選出された。読み易さ、内容(3項目)、企画性の5項目について各審査員より各項目5点満点で採点、合計点数にて選考された。

審査の結果、優秀賞(日本PTA全国協議会広報紙コンクールへ出品)、佳作は以下の単位PTA広報紙が選出されました。
                     学校名の後の()内は広報紙名
■小学校の部
 ○優秀賞(6校) 
  仲本小学校(なかもと)
  中島小学校(な・か・じ・まPTA)
  与野南小学校(みなみ)
  春岡小学校(はるおか)
  土合小学校(つちあい)
  見沼小学校(みぬま)
 ○佳作(9校)
  東宮下小学校(東みやした)
  常盤小学校(ときわ)
  中尾小学校(なかお)
  東岩槻小学校(諏訪)
  大宮東小学校(ひがし)
  辻小学校(つじ)
  本太小学校(あゆみ)
  高砂小学校(たかさご)
  大谷場東小学校(やまびこ)

■中学校・特別支援学校の部
 ○優秀賞(4校)
  八王子中学校(さいたま八王子)
  本太中学校(もとぶと)
  土合中学校(つどい)
  七里中学校(ななさと)
 ○佳作(6校)
  原山中学校(はらやま)
  与野西中学校(西中PTAだより大樹)
  田島中学校(わだち)
  常盤中学校(ときわ)
  与野東中学校(東風)
  植竹中学校(銀杏)

審査員の日本教育新聞社編集局編集局長 矢吹 正徳氏による総評では、「学校便りが多い(学校行事に偏重した広報紙が多い)中で、PTA活動と他の記事のバランスが良い広報紙が入選している。審査基準を意識すれば良い広報紙ができる。横書きはレイアウトが難しいので特に気をつけるように」といったコメントを頂戴した。

(広報紙コンクールの審査基準については、毎年各単位PTA宛てに送付されています)