今回で第5回となる研修会では、人権教育推進協議会等と共催し、人権啓発講演会を行いました。
第1部は、人権標語・人権作文の表彰式が行われ、最優秀作品に選ばれた市内小中学校の児童・生徒が表彰されました。
人権キャラクター「まもる君」と「あゆみちゃん」
市P協 渡辺会長のご挨拶
表彰式の様子(右=表彰状を渡す藤間教育長)
第2部は、ドキュメンタリー番組「ゆっぴいのばんそうこう」でお馴染みの俳優 石井めぐみさんにご講演いただきました。
障害を抱えたお子さんの成長を通じて体験された、人権に関する知見をお聞きし、演題である『やさしい街 やさしい人』を考える機会となりました。
「車イス用駐車場は空いていますか?」「エレベーターは車イスやベビーカーなど必要な人がいつでも利用できますか?」との問いかけに、ほんの少しの気づかいで、誰にでもやさしい街をつくることができるのだと気付きました。
また、「現在、障害者やお年寄りが外に出にくい環境でも、助けが欲しいとき誰かが手をかしてくれると思える街なら外に出て行ける。困っていそうな人がいたら、立ち止まって目を合わせてほしい。それだけで声がかけやすくなります」とのお話に、こちらから声をかけることに臆病であっても、ちょっとしたしぐさから手助けができることを知りました。
講師の石井めぐみさん(写真左) たくさんの方にご参集頂きました
「人権を考えることは いのちを考えることです」
石井さんのラストメッセージが、ずしりと心に残りました。
子を想う親の気持ち、いのちの大切さがダイレクトに伝わってきて、涙をぬぐう聴講者の姿があちらこちらに見られ、会場は深い感動の渦に包まれました。