2009年7月17日金曜日

平成21年度 懇話会

2009年7月17日(金)、 市役所本庁舎第2別館で、さいたま市教育委員会学校教育部指導2課の先生方を講師に迎え、第一回懇話会「親子支援プログラム」の体験講座が行われました。

はじめに渡辺会長より「親の愛情と信頼を十分に受け取った子どもは外の世界に自信を持って出ていける。体験講座を活用して親子のコミュニケーションを深めましょう。」とのご挨拶がありました。

引き続き、指導2課長より「当講座はPTA活動を行うにあたっても役に立ちます。講座をきっかけに役員同士の関係が親密になって行事が円滑に進むはずですよ。」とアドバイスをいただきました。

平成17年から始まった「親子支援プログラム」は数回体験する方も増え、年々グレードアップしているそうです。

会場の様子

<エクササイズ>ではペアになり、お互いを知り合うための質問や、背中を合わせて念じたことを伝えるというワークをしました。ある色を思い浮かべ、それを接し合う背中を通して相手に伝えるのですが、3組のうち1組が当たるという結果に参加者一同どよめきました。これらのワークによって初対面同士の緊張もほぐれ、これから始まるメインワークへの期待が高まりました。

<スキルの習得>の最初のワークは「素敵なあなた」です。6人のグループになり、自分の“素敵なところ”を一言ずつ全員からもらいます。苦笑いをする人や当たってるという人、恥ずかしいという人など、反応は様々でした。共通するのは“満たされた気分”でしょうか。5人の素敵なことを見つけると同時に5つの“素敵な自分”をもらえるのだから、とてもパワフルなワークでした。

引き続き同じグループで<チクチク言葉>と<ふわふわ言葉>をシェアしました。
子どもが「言われるとうれしくなったり、元気になったり、やる気がでる言葉を<ふわふわ言葉>と言い、その反対が<チクチク言葉>といいます。きついなぁ、その言葉・・・と感じたり、それもらった!と思う言葉など、人の振りみて我が振り直せと気がつかされたセッションでした。

日頃、何気なく使っている<チクチク言葉>を反省し、<ふわふわ言葉>を多用しようと決意した父親・母親たちでありました。

あっという間に時間が過ぎ、もっとやりたいという声も聞かれたなかで閉会となりました。
子どもたちを取り巻く問題の解決に、親のコミュニケーションスキル向上が必要だと痛感した講座でした。