2014年8月23日土曜日

赤城・舘岩少年自然の家 視察研修報告(南区版)

※ 赤城・舘岩少年自然の家 視察研修環境整備の報告は南区と西区でそれぞれ行います。


 さいたま市の児童生徒が利用している少年自然の家を訪問し、施設見学や子どもたちと同じ体験をして、自然の家での活動を通して体験することの大切さを再認識することや、子どもたちがより良い環境で過ごせるように、環境整備を行うことを目的として、8月16日(土)・17日(日) 38名で赤城少年自然の家と舘岩少年自然の家に視察研修及び環境整備に行ってきました。

 平成27年度を持って閉所となる赤城少年自然の家は、旧浦和市が昭和48年6月22日に開所した施設で、多くの子どもたちが、赤城の豊かな自然環境の中で宿泊活動を通して、日常生活では味わうことのできない体験を行ってきました。来年で42年目を迎えるこの施設を改めて見学して、長い歴史を感じてきました。
そして、子どもたちもお世話になる大沼山荘で食事をしてから、雨の赤城を後に舘岩へ出発、到着後入所式を行い夕食懇談会で、所員の先生方と親睦を図ることができました。
 夜には、心配した雨も上がり満天の星空を時間のたつのも忘れて見上げていました。
翌朝は、6時起床で朝食、「来た時よりも美しく」の指導で、室内清掃を済ませてから、イワナさばき(命の教育)の自然体験活動を行いました。
 その後の環境整備は、木柵つくりと雑草取りで、参加者全員が和気あいあいと楽しく作業が進み、短時間でも多くの成果が得られました。
 平成30年より、さいたま市自然の家は舘岩一つとなりますが、さいたま市の子どもたちが利用するこの施設が、今後も末永く素晴らしい施設であってもうことを願い、さいたま市PTA協議会は、この活動を続けていきたいと思います。

赤城 少年自然の家にて

木柵つくり①

木柵つくり②

木柵作り 頑張りました

草むしり

舘岩 少年自然の家にて

赤城・舘岩少年自然の家 視察研修報告(西区版)


はじめに


舘岩のお迎え
2014年8月16日(土)・17日(日)、平成26年度  赤城・舘岩少年自然の家視察研修が行われました。さいたま市内のPTA会長や副会長、市P協関係者あわせて約40名が参加しました。今年はまず赤城少年自然の家を視察した後、舘岩少年自然の家に向かいます。

今回本事業の報告は南区、西区がそれぞれ行うことになっており、本報告は西区が作成したものです。






出発 赤城へ


出発の風景
  朝7時 大宮区役所集合、バスにてまずは赤城に向かいました。
  途中 道に迷うというハプニングもありつつ11時に赤城少年自然の家に到着、建物を見学させて頂きました。子どもたちの思い出が詰まったお部屋やお風呂場を見ながら感慨にふけりました。赤城少年自然の家は廃止の方向とのことですが残念なことです。昼食は赤城山頂駅記念館に移動していただきました。昼食中雨が降り出し、今後が不安です。
赤城 少年自然の家
赤城での集合写真

舘岩到着

舘岩 少年自然の家 到着
エントランスにて整列

再びバスに乗り一路舘岩に。5時過ぎに到着しました。今年は到着も遅かったので入所式は無し、エントランスで諸注意と説明を受けました。部屋やシーツ・毛布の使い方の説明を受けます。子どもたちもこんな風に使っているのですね。

シーツと布団の使い方の説明を受けています。
こんな風に寝ます

懇親会・星空鑑賞

星空を鑑賞。綺麗...
夕食までには時間があったのでお風呂を頂きました。こうした施設に温泉があるというのは驚きです。建設の際、よく稟議を上げて通すことができたものです。
夕食はセレモニー後 懇親会です。参加者や職員の皆さんとも話が弾みます。外に出てみると満天の星空、はっきりと天の川が見えたのは感動です。星が見えすぎて逆に星座が分からないぐらいでした。流れ星が見えた人、見えなかった人 色々でした。






部屋の掃除と岩魚さばき

部屋をお掃除

お借りした部屋は、出るときには入ったときより綺麗にするのが鉄則。ガムテープで絨毯の埃も取ります。毛布は縦から折り始め四つ折で折る向きも決まっています。入室したとおりに整えます。
朝食を頂いた後、岩魚さばきを体験しました。まだプルプル動いている岩魚の頭を叩き気絶させ、腹を割いて腸を除きます。血合いを除き、背骨の上部に串を入れます。塩はヒレにつけるだけ。まさに命の尊さと食の感謝を味わいました。児童たちが行うにはインパクトが大きいと思います。勉強になるのでしょうね


腹を割きます
串に指します
こんな風に焼きます


環境整備活動

岩魚さばきを体験後 環境整備作業を行いました。男子チームと女子チームに別れ、男子チームは痛んだ木柵の補修です。




男子チームは比較的早く終わったので、女子チームが行っていた花壇の草むしりを手伝いました。今年は時間が無くて側溝清掃ができませんでした。たった一年で側溝に見えない状態になっていました。

男子チームの面々
綺麗にできました

花壇草むしり
側溝なんですが...


昼食、帰路

焼きあがった岩魚
昼食


さばいて焼きあげた岩魚は昼食で頂きました。焼いたときに岩魚の油が頭に集まるので頭が一番おいしいとの話でしたが、まさしくその通り。頭・骨を含めすべてを美味しく頂けました。昼食はカレー。作業の後は格別に美味でした。
名残惜しいところですが、昼食後 帰路につきました。お盆のUターンラッシュのさなかの帰りとなりましたが、大きな渋滞に巻きこまれることもなく、ほぼ予定通りの時間に帰ることができました。皆さんお疲れさまでした。



結び

今年は赤城と舘岩の両方を見るという盛りだくさんの企画で、子どもたちがどのような場所で過ごすのかをみることができ大変よかったと思います。舘岩の岩魚さばきは大変印象的で、所長のお言葉の「(舘岩で)3日過ごせば人が変わる」というのもわかるような気がしました。今回は時間が短かったこともあり、大変残念ながら舘岩の側溝を掃除することができませんでした。次回は是非 綺麗にしていきたと思っています。

舘岩での集合写真

また来ます




2014年8月22日金曜日

第62回 日本PTA全国研究大会 長崎大会

2014年8月22日(金)・23日(土) 第62回 日本PTA全国研究大会 長崎大会が開催され、全国の小・中学校PTA役員及び関係者約8,000名が集いました。

さいたま市PTA協議会からは、約10名が参加しました。
長崎県内で開催
22日 分科会

22日(金)は、大村市内で開催された第8分科会は、西大村中学校の素晴らしいマーチングで始まりました。

「タフな子どもに育てよう!」~心豊かでたくましい子どもを育てるために~というテーマのもと、神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー平尾誠二氏による基調講演がありました。

平尾氏ご自身の体験をふまえて、

  • 昔は若いうちから理不尽なことを大人や先輩から当たり前のように強いられたので、精神的にも肉体的にも強くなれたのだと思う。
  • 今は社会に出てお給料を貰えるようになれば一人前と考えられているが、昔は一人前になるためにステップがあった。
  • 地域やみんなのために行動する若い衆・腕、技術を磨く半人前・技術が磨かれ稼げるようになって始めて一人前と認められていた。

そのような事がタフな子どもづくりには必要なのではないか、というお話をいただきました。
西大村中学校
第8分科会に参加

続いて、『みんなでつくる「健康・安全」』を論点にパネルディスカッションが行われました。

コーディネーター: 西大村小校長 吉田潤司 氏

パネリスト:

  • 前大村教育長 木下勝海 氏
  • 長崎大学院准教授 中垣内真樹 氏
  • 大村共立病院副委員長 宮田雄吾 氏
  • NPO法人Love&Safetyおおむら 代表理事 出口貴美子 氏

それぞれの立場からタフな子どもを育てるために有意義なお話をいただきました。


23日(土)は、長崎県立総合体育館において「長崎くんち」を皮切りに全大会が開催されました。
さいたま市PTA協議会 鵜沢勇会長も(公社)日本PTA全国協議会役員として開会式に登壇しました。
長野くんち
23日 全大会 開会式

基調講演のテーマは「子は育ち、親も育つ。楽しまなくちゃもったいない」です。
講師は育児漫画家の高野優氏で、マンガを描きながら話をするという独特なスタイルで行われました。
  • 子供の成長に伴い親も成長すること・子どもの健全育成のための解決策ばかりを考えるのではなく、時には子どもの気持ちになり見守ることが必要である。
  • 子育てに関して一人で抱え込まずに悩みを相談できる環境を持ち楽しんで子育てしましょう。
という内容にてご自身の育児体験を中心に、お話いただきました。

最後に、歌手で自称、放浪合唱作曲家である弓削田健介氏と共に「いのちと夢」をテーマにした楽曲を会場全体で大合唱し、第62回 日本PTA全国研究大会 長崎大会は無事フィナーレを迎えました。
市P協からの参加者