第63回 日本PTA全国研究大会 札幌大会が「ひろがれ子の未来(ゆめ)!つながれ親力! ~今札幌から始まるこれからのPTA~」というスローガン のもと2015年8月21日(金)・22日(土)の2日間にわたり開催され、全国より約8000名が参加し議論を深めた。 1日目は10分科会に分かれて開催され、それぞれ、学校・家庭教育・地域連携など子どもの笑顔あふれる活動を広げるための基調講演やパネル討議が行われ た。第6分科会ではアトラクションとして第20回日本民謡ジュニアフェスティバル2015中学生の部 優勝の小山田祐輝さんによる江差追分を皮切りに、人 権教育をテーマに絆(信頼)・愛(感謝)・夢(希望)をもって生きることの素晴らしさをつないでをスローガンに開催された。
知恵と工夫と努力で民間でありながら宇宙開発企業を率いていることで有名な株式会社植松電気 専務取締役 植松 努 氏より基調講演が行われ、「どうせ無理」を無くし、「失敗するからやめなさい」「夢みたいなこと言うな」「くだらない事してないで勉強しなさい」といった自信と可能性を奪う言葉を使うことで、子どもはあきらめる事を学ぶ。「だったらこうしてみたら」と、やりたい事、知りたい事を学ばせる事が可能性を引き出し、夢をあきらめない子どもへ成長するためには必要であるとの講演をいただいた。
続いて、
札幌市立幌西小学校 校長 大室 道夫 氏より
「自尊感情を高めることを軸とした人権学習の授業づくり」について
札幌市立手稲西中学校 校長 清水 禎一 氏
「ユネスコスクールに加盟して5年間の報告」について
研究発表をいただいた。
その後、第6分科会のまとめとして
コーディネーター:笑華尊塾 代表 塩谷 隆治 氏
パネリスト:
・株式会社植松電気 専務取締役 植松 努 氏
・札幌市立幌西小学校 校長 大室 道夫 氏
・札幌市立手稲西中学校 校長 清水 禎一 氏
・元札幌市PTA協議会 副会長 種田 千草 氏
・公益社団法人全国教育研究協議会 副理事長 中村 衛 氏
による人権をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、よりよき子どもの成長のために「保護者として、学校として、できる事は何か?!」-「未来(絆・愛・夢)へつなぐ道について話し合われた
2日目の全大会は、アトラクションとして北海道大学“縁”チームと平岸天神ソーラン保存会によるYOSAKOIソーランが披露され、賑やかな雰囲気の中、開会式を迎えた。
開会式では、主催者の挨拶として
・公益社団法人日本PTA全国協議会会長 寺本 充
・札幌大会 実行委員長 川端 美樹
より挨拶をいただき、
続いて来賓祝辞として
・文部科学省 大臣政務官 赤池 誠章 様
・北海道知事 高橋 はるみ 様 代理 副知事 辻 泰弘 様
また、歓迎のことばとして札幌市長 秋元 克広 様よりご挨拶いただいた。
その後、感謝状の贈呈・大会旗引継・次期開催地PRをもって閉式した。
記念講演では、講師に倉本 聰 氏を迎え「あなたはこどもたちの想像力を育てていますか」というテーマのもと自らの戦争体験を踏まえての人間の本質を捉えた、保護者とは何か、先生とは何か、本当のやさしさとは何かについて、講演いただいた。
続いて、大会宣言発表が行われ閉会式の後、第63回 日本PTA全国研究大会 札幌大会は無事終了を迎えた。