2011年1月28日金曜日

平成22年度 懇話会(第2回)

2011年1月28日(金) 、大宮区役所多目的室にて、さいたま市教育委員会教育総務課並びに健康教育課職員を講師に迎え、「さいたま土曜チャレンジスクール(放課後チャレンジスクール)」及び「学校安全ネットワーク」の現状についてお話を伺いました。

活発な質疑応答が行われた懇話会

両事業とも、すでにモデル校での試みから段階的に推進校、実施校が拡大されており、我々PTAが少なからず関わっていかなければなりませんので、参加者は真剣に耳を傾けていました。

・さいたま土曜チャレンジスクール(放課後チャレンジスクール)の現状について土曜チャレンジスクール(教育委員会管理部教育総務課所管)とは、土曜日等に希望する児童生徒の自主的な学習(補習・宿題・ものつくり等)をサポートして、基礎学力の向上を図ること等を目的としています。また、放課後チャレンジスクール(子ども未来局子ども育成部青少年育成課所管)とは、既存の旧放課後子ども教室から名称を変更したもので、放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、子どもたちに様々な体験活動や学習活動を行うことで、子どもたちの社会性、公共性等を育むこと等を目的としています。

・土曜チャレンジスクールは、平成21年度にモデル校12校(小学校10校、中学校2校)から先行実施され、平成22年度は30校(小学校25校、 中学校5校)に拡充されています。実施体制構築には、全校に順次配置される予定の学校地域連携コーディーネーターを中心に運営組織を各校の実情に合わせて立ち上げて、既存の放課後チャレンジスクール(現在小学校15校で実施)と連携・協力を図りながら順次拡充を目指し、平成24年度末までに、全ての市立小・中・高等学校/計163校で実施する予定とのこと。
※この事業について詳しくはこちら(さいたま市教育委員会公式WEBサイト)


・学校安全ネットワークの現状について平成21年度末に学校警備員の半日配置とその代替措置として立哨ボランティアによる見守り活動の実施が発表された後、各方面から様々な意見がありましたが、「学校が主体となり、PTAと連携して、地域の協力を得ながら、防犯ボランティア等による見守り活動をさらに充実させ、多くの人の目で子どもたちを守る体制をつくる」という理念のもと、学校安全ネットワークとしての方向性と方法論を整理し、学校、PTA、地域への理解促進に努めた結果、平成22年度2学期からモデル校25校と3月期から推進校13校を加え、現在38校で実施されています。

・来年度4月からは、全ての小学校で、学校警備員半日体制を含む学校安全ネットワーク体制へ移行を目指しているとのこと。

※この事業について詳しくはこちら(さいたま市教育委員会公式WEBサイト)

説明後の質疑応答では、参加者から様々な質問や提言があり、活発な意見交換が行われました。チャレンジスクールは、子どもたちの学力向上だけでなく、体験活動や地域交流等を通して、さいたま市が目指す「知」「徳」「体」「コミュニケーション」のバランスのとれた子どもを育む一助になるであろうと思われます。また、学校安全ネットワークは発表当初こそ喧々諤々でありましたが、その目指すところは子どもたちの安全のための体制づくりであり、両事業とも学校、行政、地域、そして私たちPTAが連携・協力していかなければならないと感じました。