2016年9月21日水曜日

舘岩少年自然の家 視察研修・環境整備

平成28827日(土)、28日(日)の二日間、福島県南会津郡南会津町にある舘岩少年自然の家の視察研修及び環境整備に、市内PTA役員や関係者45名が参加した。

 自然の家に到着すると、旧館の隣に平成30年の「自然の教室」舘岩一本化へ向けて新館の建設が進んでいた。
工事の進む新館

まずは体育館にて子供たちと同じように入所式が行われた。高後所長の挨拶では、入所する子供たちには「自然に、自分に、友人に感動してほしい。」「活動を通し、成長した自分を感じてほしい。」「皆で協力し、この舘岩での活動を楽しいものにしてほしい。」まずはこの三点を子供たちに伝え、自然の家での生活を始めてもらうと話された。入所式を終えると施設の案内、リネンの説明、昼食等、子供たちと同じ流れで体験する。

入所式にて説明のスライド

午後は雨天の中、男性は新下山道整備(砂利敷き)14名、登山道多目的広場側整備(木段作り)12名、登山道営火場側整備(木段作り)10名、除草作業9名の4班に分かれて整備を行った。メインとなる木段作りでは、何もない斜面の登山道を足場となる丸太を二本の杭で固定し、斜面を平らにならして一段一段整備した。雨天の中での作業だったので足場は悪かったが、土が湿っているため杭打ちが楽に行えたので予定よりもスムーズに作業は進んだ。

木段づくり


女性は館内の宿泊部屋の掃除機がけ、ベッドまわりなどの雑巾がけを行った。使用頻度の少ない部屋は汚れも多く、室内の清掃作業ができて良かったと感じた。

室内清掃作業


環境整備が終わると、自然の家の浴場「木賊温泉(とくさおんせん)」で疲れを癒した。
夕方は雨天のため体育館にてキャンドルファイヤーや子供たちが行う猛獣狩りゲーム、マイムマイム、ジンギスカンダンスなどを体験し楽しんだ。

キャンドルファイヤー

夕食時の懇談会では郷土料理の「こづゆ」や地の食材を使った料理が振る舞われ、職員の先生方と親睦を図ることができた。
二日目は小白沢にてイワナつかみとイワナさばきを体験した。放流したイワナを素手でつかみ、生きたままさばいて塩焼きにした。子供たちはこの体験を通して命あるものを食して生きていること、そして「いただきます」の意味を学ぶ。

イワナのさばき方を学ぶ

まずはイワナを捕まえないと…

塩焼きにします

イワナつかみの後は2班に分かれ、源流探検とそば打ちを行った。源流探検では源流とは何か、川の上流・中流・下流の様子の違いや役割などを学びながら小白沢を源流まで探検する。台風の影響で水量は増水していたが、流れの緩やかなところを渡ったり、小さな滝をロープを使いながら登ったりと、とても楽しめる内容だった。

過去最高水量の滝を登ります


そばを切る作業

そば打ち体験も先生の指導のもと、熱心に取り組み、昼食にはそのおそばを全員で美味しくいただいた。
あっという間の二日間だったが、子供たちにとっては一つ一つの体験が自然に触れ、感動し、沢山のことを学ぶ貴重な体験なのだと知ることができた素晴らしい二日間であった。

記念撮影、パチリ